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転職の基本

転職の軸の決め方|ブレない選び方と、そのまま使える「軸の例」

「転職の軸が決まらない」と止まっていませんか?軸があると求人選びも面接もブレません。軸の見つけ方の手順と、そのまま使える軸の例、面接での活かし方まで解説します。

20代転職ナビ編集部

更新 ・ 20代の転職・就職を専門に発信

転職活動を始めると、よく「まず転職の軸を決めましょう」と言われます。でも、いざ考えてみると「軸って何?」「どう決めればいいの?」と手が止まってしまう人がほとんど。実はこの軸こそ、転職活動の羅針盤です。軸が定まっていると、無数にある求人の中から選ぶときも、面接で受け答えするときも、判断がブレなくなります。逆に軸がないと、目移りして決められなかったり、入社後に「こんなはずじゃなかった」となりがち。とはいえ、難しく考える必要はありません。この記事では、手順に沿って自分の軸を言葉にする方法と、そのまま使える「軸の例」、面接での活かし方を解説します。

「転職の軸」とは

転職で絶対に譲れない条件と、その優先順位のこと。すべてを満たす会社はないからこそ、何を優先するかを決めておくと、迷ったときの判断基準になります。

転職の軸という言葉は就職活動でもよく使われますが、実際に言葉にできている人は多くありません。「やりがいのある仕事」「成長できる環境」といった表現は、聞こえは良いものの、どの求人にも当てはまってしまいます。これでは選ぶ基準として機能しません。

軸が機能するかどうかの見分け方は単純です。その基準に当てはまらない求人を、実際に外せるかどうか。外せないなら、それは軸ではなく願望です。「年収は最低でもこの金額」「土日は休みであること」のように、当てはまらないものを弾ける形になって初めて、判断の道具になります。

軸の見つけ方3ステップ

  1. 不満の棚卸し:今の仕事で「嫌なこと」を書き出す(その逆が欲しい条件)
  2. 大事にしたい価値を選ぶ:収入・働き方・成長・人・安定などから上位3つ
  3. 優先順位をつける:3つの中でも「最優先」を1つ決める

やりたいことが浮かばない人はやりたいことがないときの転職、自分に合う仕事を探すなら適職の見つけ方も参考に。

軸を作るときは、過去の経験から引き出すのが確実です。想像で理想を並べるより、実際に感じたことのほうが正確だからです。次の三つを書き出してみてください。

ひとつ目は、前の職場で消耗した場面。何をしているときにつらかったのかを具体的に書きます。人間関係なのか、業務量なのか、評価のされ方なのか。ふたつ目は、逆に苦にならなかった場面。時間を忘れて取り組めた作業や、面倒だと思わなかった業務です。三つ目は、譲れない生活の条件。通勤時間、休日の数、勤務地。

この三つを並べると、共通する要素が見えてきます。そこが自分の軸です。他人の言葉を借りる必要はありません。

そのまま使える「軸の例」

具体例
働き方軸残業を減らす/リモートで働く
成長軸スキルが身につく/裁量が大きい
収入軸年収を上げたい
人・環境軸人間関係の良さ/風通し
貢献軸誰かの役に立つ実感がほしい

軸は複数あって構いませんが、優先順位をつけないと機能しません。すべてを満たす求人は存在しないからです。三つ挙げたなら、そのうち一つは絶対に譲れないもの、残り二つは状況によっては妥協できるもの、という具合に順位を決めてください。

順位をつけておくと、迷ったときの判断が早くなります。年収は希望より低いが働き方は理想的、という求人が出てきたときに、自分がどちらを取るのかを即座に判断できます。順位が曖昧なままだと、決めきれずに時間だけが過ぎます。

また、軸は途中で変わって構いません。実際に面接を受けて話を聞くうちに、優先したいものが入れ替わることはよくあります。大事なのは、変わったことに自分で気づいて、基準を更新することです。気づかないまま古い基準で選び続けると、納得のいかない結果になります。

軸は面接でも武器になる

軸が定まると、志望動機にも一貫性が出ます。志望動機の書き方に落とし込みましょう。整理に迷ったら30秒診断や第三者への相談で、言語化を手伝ってもらうのも有効です。

軸が見つからないまま動き出していいか

結論から言えば、構いません。軸が定まるまで動かないと決めると、いつまでも動き出せなくなります。実際、求人を見て、面接を受けて、はじめて「この条件は自分には合わない」と分かることのほうが多いのです。

頭の中だけで理想を組み立てても、知らない選択肢は出てきません。応募と面接は、判断材料を集める作業でもあります。受けたからといって入社する義務はないので、まず動いて、そこで得た感覚を軸に反映させるという順番で問題ありません。

ただし、まったく基準がないまま数を受けると、内定が出たときに判断できなくなります。仮でよいので、最低限の条件を三つだけ決めてから始めてください。年収の下限、勤務地の範囲、絶対に避けたい働き方。この三つがあれば、比較の土台にはなります。あとは進めながら精度を上げていけば十分です。

なお、軸は他人と比べるものではありません。年収を最優先にする人も、休みの取りやすさを最優先にする人も、どちらも正当な判断です。周囲の基準に合わせて軸を作ると、選んだあとで納得できなくなります。自分が何に消耗し、何なら続けられるのか。判断の材料は、そこにしかありません。

書き出した軸は、紙かメモに残しておいてください。選考が進むと、目の前の一社に気持ちが引っ張られます。そのときに立ち返れるものがあると、判断がぶれません。

軸が固まると、応募先を選ぶ時間そのものが短くなります。条件に合わない求人を最初から見なくて済むためです。結果として、限られた時間を面接の準備に回せます。

よくある質問(FAQ)

Q. 軸が複数あってもいいですか?
A. 構いません。ただし「最優先の1つ」を決めておくと、迷ったときの判断基準になります。すべては満たせないと割り切ることが大切です。
Q. やりたいことがなくて軸が決まりません。
A. 「今の不満の逆」が軸のヒントです。やりたいことがないとき適職の見つけ方を参考に。
Q. 軸は面接で役に立ちますか?
A. はい。軸が定まると志望動機に一貫性が出ます。志望動機退職理由に落とし込みましょう。
Q. 軸はいつ決めればいい?
A. 活動の最初です。完璧でなくても仮置きでOK。流れは転職活動の5ステップで確認しましょう。
軸は「正解探し」ではなく「優先順位の決定」。完璧でなくていい、まず仮置きして動き出しましょう。

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※本記事は一般的な情報提供を目的としています。転職・就職活動の結果を保証するものではありません。各サービスの詳細は公式サイトをご確認ください。