職務経歴書の書き方【経歴が浅い20代向け】テンプレと3つのコツ
「書けることがない」が20代の職務経歴書の最大の悩み。でも大丈夫、経歴の浅さは書き方でカバーできます。基本構成のテンプレと、未経験・浅い経歴でも光らせる3つのコツを解説します。
更新 ・ 20代の転職・就職を専門に発信
転職活動で多くの人が最初につまずくのが、職務経歴書です。履歴書は書けても、「職務経歴書に書けるような実績なんてない…」とペンが止まってしまう。20代なら、その悩みはごく当然です。でも安心してください。採用側も、20代に華々しい実績やリーダー経験を期待しているわけではありません。彼らが本当に見ているのは、「仕事への向き合い方」と「これからの伸びしろ」。つまり、立派な数字がなくても、書き方次第で十分に魅力的な経歴書は作れます。この記事では、経歴が浅い20代向けに、基本構成のテンプレと、浅い経歴でも光らせる3つのコツを解説します。
基本構成(A4で1〜2枚)
- 職務要約:3〜4行で経歴の概要
- 職務経歴:会社ごとに業務内容・担当・取り組み
- 活かせるスキル・知識:PCスキル・資格など
- 自己PR:強みをエピソード付きで
職務経歴書で最も多い誤解は、「立派な実績がないと書けない」という思い込みです。実際に採用する側が見ているのは、そこまで大きな話ではありません。
知りたいのは、何をどこまで任されていたか、そしてどう動く人なのかという二点です。表彰された経験がなくても、担当した範囲と、そこでの工夫が書かれていれば十分に材料になります。
やりがちなNGと改善例
| やりがちなNG | 改善例 |
|---|---|
| 「電話対応」とだけ書く | 「1日30件の電話対応」と数字で |
| 実績がないと空欄 | 工夫・改善した点を書く |
| 1枚を全社に使い回す | 応募先に合わせ並び順を変える |
| 自己PRが抽象的 | エピソードを添えて具体化 |
数字を入れる場所
説得力を上げる最も簡単な方法は、数字を添えることです。ただし、売上や達成率だけが数字ではありません。
担当した顧客の数、扱った件数、教えた後輩の人数、業務にかかっていた時間。こうした規模を示す数字なら、どの職種でも書けます。「接客を担当」より「1日あたり100人以上の接客を担当」のほうが、読み手は状況を想像できます。
改善に関わったことがあれば、その前後を書いてください。「作業時間を30分短縮した」のように、変化が分かる形にすると効きます。金額でなくても構いません。何がどう変わったかが伝われば十分です。
経歴が浅くても光らせる3つのコツ
① 「実績」ではなく「工夫」を書く
売上◯%アップのような数字がなくても大丈夫。「ミスを減らすためにチェックリストを作った」「引き継ぎ資料を整備した」——自分なりの工夫や改善は立派なアピールです。
② 数字にできるものは数字にする
「電話対応」より「1日30件の電話対応」。「データ入力」より「1日200件のデータ処理」。規模感が伝わるだけで、書類の説得力が変わります。
③ 応募先に合わせて「並び順」を変える
職務経歴書は1枚を使い回すのではなく、応募先が求めるスキルに関連する経験を上に持ってくる。これだけで通過率が変わります。
書き上げたら、そのまま出さずに一度声に出して読んでみてください。自分で説明できない文章は、面接でも説明できません。読んで引っかかる部分は、たいてい表現を飾りすぎている箇所です。
そして、他人に見てもらうことをおすすめします。書いた本人には、過不足が見えません。当たり前だと思って省いたことが、読み手には重要な情報だったということが頻繁に起こります。
相手は誰でも構いませんが、採用の現場を知っている人ならなお良いところです。転職エージェントの担当者やハローワークの窓口でも、添削は受けられます。数十分で済む作業で、通過率が変わることがあります。
書いたら必ず「他人の目」を通す
自分では完璧と思った書類でも、客観的に見ると弱点があるもの。エージェントの添削は無料なので、使わない手はありません。プロの添削が入った書類とそうでない書類では、通過率に体感できる差が出ます。
分量は、A4で1枚から2枚に収めてください。長ければ良いというものではなく、読み手は限られた時間で目を通します。3枚を超えると、重要な部分が埋もれます。
並べ方は、新しい経歴を上にするのが基本です。採用する側が知りたいのは直近の状況なので、そこから読めるようにしておきます。
そして、応募先ごとに少しずつ書き分けてください。すべての応募に同じ書類を使うと、どの会社にも当てはまる代わりに、どの会社にも刺さらない内容になります。強調する部分を入れ替えるだけで構いません。
手間に見えますが、通過率が変わる部分です。数を打つより、数社に絞って書き分けるほうが結果につながることがあります。
書き始められないときは、時系列で事実を並べるところから始めてください。いつ、どこで、何をしたか。体裁は後から整えられます。
最初から完成形を目指すと、手が止まります。まず埋めて、そのあとで削るほうが早く仕上がります。
そして、一度書いたものは次の応募でも使えます。最初の一枚に時間がかかるのは当然で、二社目からはずっと楽になります。ここを越えれば、応募のペースが上がります。
使う形式は、指定がなければ自由で構いません。読みやすさが優先で、凝った装飾は不要です。見出しと箇条書きで整理されていれば十分に伝わります。
送る前に、誤字と日付だけは確認してください。細かい点ですが、丁寧さが伝わる部分でもあります。
書き上げたものは、保存して残しておいてください。次に転職するときの土台になります。更新するだけで済むようになります。
履歴書のほうは書き方が別なので、あわせて転職の履歴書の書き方|職務経歴書との違いと書くべきポイントも確認してください。どちらを詳しく書くかは、応募先によって変わります。
よくある質問(FAQ)
- Q. 職務経歴書は手書き?パソコン?
- A. パソコン作成が一般的です。A4で1〜2枚にまとめ、PDFで提出すると見やすくなります。
- Q. アルバイト経験しかなくても書けますか?
- A. 書けます。担当業務・工夫・学びを具体的に記載しましょう。職歴が浅い場合は自己PRで人柄を補います。
- Q. 志望動機も職務経歴書に書く?
- A. 通常は応募書類や面接で伝えます。書き方は志望動機の書き方を参考に。
- Q. 自分で書いた書類に自信がありません。
- A. エージェントの添削は無料です。プロの目を通すと通過率に差が出ます。転職全体の流れは5ステップを。
職務経歴書は「過去の成績表」ではなく「未来への提案書」。経歴の浅さを嘆くより、向き合い方を丁寧に言葉にしましょう。
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