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ニート・空白期間

職歴なしの職務経歴書はどう書く?空欄にせず埋めるための考え方と順番

正社員の経験がないと、職務経歴書の書き方で手が止まります。アルバイトは書いていいのか、空白期間をどう扱うか、何を実績として挙げるかを、順番に沿って整理します。

20代転職ナビ編集部

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応募したい求人は見つかった。ところが提出書類の欄に「職務経歴書」とあって、そこで止まります。正社員として働いたことがないのだから、書く内容が無い。空欄で出すわけにもいかない。ネットで探しても出てくるのは転職者向けの見本ばかりで、前職の実績を数字で示しましょうと書いてある——職歴がない人向けの説明が、そもそも少ないのがこの書類のつらいところです。ですが、書けることが無いわけではありません。企業がこの書類で見ているのは過去の肩書きではなく、「うちで働けそうか」を判断する材料です。その観点で並べ替えれば、埋まります。この記事では、何を書くか、どの順番で書くかを整理します。

そもそも提出が必要かを先に確かめる

最初に確認したいのは、その求人が本当に職務経歴書を求めているかです。未経験歓迎の求人では、履歴書のみというケースが少なくありません。

求人票の応募書類の欄を見て、書かれていなければ履歴書だけで構わないことがあります。判断がつかなければ、応募先か紹介してくれた担当者に聞けば済む話です。要らない書類で時間を使うのは、いちばんもったいない止まり方です。

履歴書と職務経歴書の役割の違いそのものは転職の履歴書の書き方|職務経歴書との違いと書くべきポイントに整理しています。

アルバイトは「書いていい」|数字が無ければ範囲で書く

いちばん多い誤解がここです。職務経歴書に書けるのは正社員の経験だけ、という決まりはありません。アルバイト、パート、派遣、インターン、家業の手伝い。いずれも働いた経験です。

むしろ職歴なしの応募では、アルバイト経験が中心の材料になります。書き方の目安はこうです。

書くこと具体例
期間2023年4月〜2025年8月(2年5か月)
勤務先と立場飲食店(アルバイト・ホール担当)
担当した業務接客、レジ、発注補助、新人の指導
任された範囲土日のシフトリーダー、月2回の棚卸し
身についたこと繁忙時の優先順位のつけ方

短期で辞めたものまで全部並べる必要はありません。数週間で終わったものを無理に足すと、かえって続かない印象になります。半年以上続いたもの、任された範囲が広いものを中心に選んでください。

次に悩むのが、書く中身の粒度です。実績を数字で示せない場合をどうするか。

見本によくある「売上を前年比120%に」のような書き方は、アルバイトでは出てこないのが普通です。無理に作る必要はありません。代わりに使えるのが、任されていた範囲です。

  • 人数——1日に何人くらい相手にしたか、何人のチームだったか
  • 頻度——週に何回、月に何件
  • 期間——どのくらい続けたか。続いたこと自体が材料になります
  • 任された役割——新人に教えていた、鍵を任されていた、発注を見ていた

「レジを担当」より「1日あたり100人前後の会計を担当」のほうが、読む側は具体的に想像できます。盛る必要はなく、覚えている範囲で構いません。面接で聞かれたときに答えられることだけを書いてください。

強みが思いつかないという段階なら、転職の自己PRの書き方|「強みがない」人のための作り方の手順が使えます。

空白期間は書類では短く、面接で話す

職務経歴書に空白期間の言い訳を長々と書く必要はありません。書類の役割は「会ってみようと思わせること」であって、そこで全部を説明しきる場所ではないからです。

書くとしても、事実を一行にとどめます。療養していた、家族の介護をしていた、資格の勉強をしていた。詳しく話すのは面接の場で構いません。

逆に、その期間に何かしていたなら、それは書く価値があります。資格の勉強、職業訓練、短期のアルバイト、ボランティア。「何もしていなかった」と自己申告してしまう前に、思い出してみてください。伝え方そのものはニート・空白期間があっても就職できる? 面接での伝え方と動き方無職期間が1年以上…20代でも就職できる?面接での話し方に詳しくまとめています。

書く順番を変えるだけで読みやすくなる

転職者向けの見本は「新しい職歴から順に」書く形式が主流です。ですが職歴が少ない場合、この形式だと最初に目に入る情報が薄くなります。

職歴なしの場合は、次の順番が扱いやすいはずです。

  • 冒頭に要約を3〜4行——何をしてきて、何ができて、どんな仕事を志望しているか
  • 次にアルバイト等の経験——期間・業務・任された範囲
  • そのあとに活かせること——応募先の仕事とつながる部分
  • 最後に学習歴・資格——勉強中のものも書いてよい

とくに一つ目です。最初の数行で「この人は何をしたい人か」が分かると、読む側の負担が減ります。分量はA4で1枚に収まれば十分で、無理に2枚にする必要はありません。

一人で書き切らなくていい

この書類は、一人で完成させるものだと思われがちです。ですが無料で添削してくれる場所が複数あります。

わかものハローワークは職歴がない前提で相談に乗ってくれますし、フリーターや未経験を専門にする民間のエージェントも書類の添削を行っています。自分では「書くことが無い」と思っている経験が、第三者から見ると材料になっていることは実際によくあります。

どこに相談するかはニート・フリーターの就職相談はどこにする?無料で使える公的窓口の違いを、民間の評判はハタラクティブの評判は?フリーター・未経験のリアルな口コミを参考にしてください。

よくある質問

アルバイト経験もない場合は何を書けばいいですか。
学校での活動、家業の手伝い、独学での学習、ボランティアなども材料になります。書く欄が埋まらない場合は、要約と志望動機、学習歴を中心に構成してください。応募先に職務経歴書が必須か確認するのも有効です。
短期間で辞めたアルバイトは書かないほうがいいですか。
すべてを書く義務はありません。ただし面接で経歴を尋ねられたときに食い違わないよう、触れられたら正直に答えられるようにしておいてください。
手書きとパソコン、どちらがよいですか。
職務経歴書はパソコンで作成するのが一般的です。指定がある場合はそれに従ってください。
空白期間の理由を正直に書くと不利になりませんか。
書類では事実を簡潔に記すにとどめ、詳しい説明は面接で行うのが現実的です。理由そのものより、いまどう考えて動いているかを見られていると考えてください。

まとめ

職務経歴書で手が止まるのは、書くことが無いからではなく、転職者向けの見本を基準にしているからです。アルバイトは書いていい。数字が無ければ範囲で書く。空白期間は一行で足りる。この三つで、白紙の状態からは抜け出せます。

そして一人で完成させる必要はありません。無料で見てもらえる場所があります。書けるところまで書いて、持っていけば十分です。

職務経歴書は、過去を証明する書類ではありません。これから何ができそうかを伝える書類です。空欄が多くても、そこは埋まります。

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