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転職の基本

リモートワークの転職で住む場所を変えずに済む?20代が求人を探すときの現実

上京するか地元に残るかで迷っているなら、働く場所を動かさない選択肢もあります。リモート求人の実態と、職種による差、探すときの注意点を整理します。

20代転職ナビ編集部

更新 ・ 20代の転職・就職を専門に発信

地元に仕事がないから上京するか、それとも収入が下がっても実家の近くに戻るか。20代の転職では、この二択で長く迷う人がいます。どちらを選んでも、選ばなかったほうが気になり続ける。ただ、この二択は前提が一つ抜けています。働く場所と住む場所を、必ずしも一致させなくてよくなったということです。リモートワークができる求人を選べば、住む場所を動かさずに仕事だけを変えられます。とはいえ「リモート可」と書かれた求人がすべて期待どおりとは限りません。この記事では、実態と探し方を整理します。

「住む場所」と「働く場所」を切り離せる場合がある

上京にもUターンにも、それぞれ費用と負担がかかります。引っ越し代、敷金礼金、家族との調整、通勤時間の変化。これらは仕事そのものの良し悪しとは関係のないコストです。

リモートワークが選択肢に入ると、この部分をまるごと省ける可能性が出てきます。地方に住んだまま都市部の企業に勤める、あるいは上京せずに求人の幅だけ広げる、という形です。

迷っている段階であれば、まず地元に帰るか、このまま残るか決められない|20代後半からの考え方で迷いの型を切り分けてから、この記事に戻ってくると判断しやすくなります。

職種によって、求人の数がまったく違う

ここが最初の分かれ目です。リモート可の求人は、職種によって数に大きな偏りがあります。

職種リモート求人の多さ備考
エンジニア・デザイナー多い成果物で評価しやすく、以前から定着している
マーケティング・広報中くらい企業によって差が大きい
営業(インサイドセールス)中くらい訪問型か非訪問型かで変わる
事務・カスタマーサポートやや少ない出社と組み合わせる形が多い
現場職(施工・介護・販売など)ほぼない業務の性質上、難しい

いま現場職に就いている場合、リモートを狙うなら職種そのものを変えることになります。この場合は未経験からの転職と同じ準備が要るので、20代の異業種転職は可能?未経験から業界を変える成功のコツもあわせて読んでください。

「リモート可」の中身を確認する

求人票の「リモート可」は、実態がかなり幅広く使われています。応募前に、次のどれに当たるかを確認してください。

  • フルリモート——原則出社なし。居住地の制限がない場合もある
  • リモート中心——週1〜2回の出社。通える範囲に住む必要がある
  • 出社中心——週1〜2回だけ在宅。住む場所は動かせない
  • 試用期間だけ出社——最初の数か月は出社、その後リモートへ
  • 職種・部署による——募集職種は対象外ということもある

とくに注意したいのが2番目です。「リモート可」と書かれていても月に数回の出社が前提なら、結局その圏内に住むことになります。地方在住のまま働きたいなら、居住地の条件を必ず確認してください。

面接で聞いて構いません。答えられて当然の内容ですし、聞いたことで評価が下がることもありません。

年収は上がるのか、下がるのか

ここは会社の方針で分かれます。勤務地に応じて給与を調整する企業もあれば、全国一律の企業もあります。

地方に住みながら都市部の水準で働ける場合、生活費が下がるぶん手元に残る金額は増えます。逆に、居住地に合わせて調整される場合は、地方で働くのと大きく変わらないこともあります。

Uターンで年収がどう動くかはUターン転職で年収はどれくらい下がる?地方の給与と生活費の現実に数字の見方をまとめています。額面ではなく、家賃や車の維持費を引いた後の金額で比べてください。

探すときに詰まりやすいところ

大手の求人サイトで「リモート」と検索すると、件数は出てきます。ただし前項のとおり中身がばらつくため、条件に合うものを見つけるまでに時間がかかります。

効率を上げるなら、次の二つを併用してください。

  • リモート求人に特化したサービス——最初から条件で絞られているぶん、確認の手間が減る
  • 全国対応の総合型エージェント——母数を確保する。求人の絶対数は総合型のほうが多い

求人を見るときは、「リモート」だけでなく「居住地不問」「全国採用」といった語でも探してみてください。同じ条件でも求人票の書き方が揃っていないため、片方の語だけでは取りこぼします。

拠点が遠くて面談に行けない場合でも、オンラインだけで進められます。手順は近くにエージェントの拠点がない|オンラインだけで進める転職の手順にまとめました。

リモートが向かない場合もある

最後に、逆の話も書いておきます。リモートワークは全員に合うわけではありません。

未経験の職種に移る場合、そばで見て覚える機会が減るのは不利に働きます。20代前半で経験を積む段階なら、最初は出社したほうが伸びることもあります。

また、生活と仕事の切り替えが難しい、相談相手がすぐ近くにいないと不安、という人もいます。住む場所の自由と引き換えに、何を手放すのかを一度考えてから決めてください。

上京する側の準備は地方から東京への転職は難しい?20代の上京転職の進め方と現実的な準備、地元に戻る側はUターン転職・就職を考える20代へ|地元に帰る前の確認と相談先に整理しています。

よくある質問(FAQ)

Q. 未経験でもリモートの仕事に就けますか?
A. 職種によります。実務経験を求める求人が多い一方、教育体制を整えたうえで未経験を採用する企業もあります。まずは求人の条件欄を確認してください。
Q. 地方に住んだままでも応募できますか?
A. 居住地を問わない求人もあれば、通勤圏内を条件にしている求人もあります。応募前に必ず確認してください。
Q. リモートだと評価されにくいのでは?
A. 企業の運用によります。面接で、リモート勤務者の評価方法や昇進の実績を尋ねてみると実態が分かります。
Q. 途中で出社に戻される可能性はありますか?
A. 方針が変わることはあります。就業規則や雇用契約でどう定められているかを、入社前に確認しておくと安心です。

本記事は一般的な傾向の整理であり、個別の求人条件や労働条件を保証するものではありません。勤務地・給与・評価の扱いは企業ごとに異なるため、応募前に募集要項と雇用契約の内容をご確認ください。

住む場所を選ぶことと、仕事を選ぶこと。長いあいだ、この二つは同じ決断でした。切り離せる仕事が増えたのなら、迷っていた二択そのものを疑ってみる価値はあります。

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※本記事は一般的な情報提供を目的としています。転職・就職活動の結果を保証するものではありません。各サービスの詳細は公式サイトをご確認ください。