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第二新卒

地方の第二新卒が東京で転職するとき|有利な点と不利な点の整理

地方で新卒入社して数年、東京で働き直したい。第二新卒であることと地方在住であること、二つの条件が選考でどう働くのかを整理し、伝え方と進め方を具体的に解説します。

20代転職ナビ編集部

更新 ・ 20代の転職・就職を専門に発信

地元で新卒入社して二年、三年。仕事にも慣れてきたけれど、「このまま地元でキャリアを積んでいくのか」という迷いが消えない。求人を見れば東京のほうが選択肢が多く、やりたい職種の募集もある。でも第二新卒という立場で、しかも地方在住で、東京の企業に相手にしてもらえるのだろうか——ここで止まってしまう人は多いはずです。この記事では、第二新卒であることと地方在住であることが、選考でそれぞれどう働くのかを分けて整理します。不安の中身が分かれば、対処のしようがあります。

第二新卒であること自体は、不利ではありません

まず前提を確認しておきます。第二新卒は企業から見て需要のある層です。社会人としての基礎ができていて、それでいて前の職場のやり方に染まりきっていない。新卒を採り損ねた企業にとっては、補充の意味でも狙いたい人材になります。

気にされるのは在籍期間の短さそのものではなく、「なぜ辞めるのか」「次も同じ理由で辞めないか」という一点です。ここに納得できる説明があれば、期間の短さは大きな障害になりません。詳しくは第二新卒の転職は不利じゃない。企業が欲しがる理由と成功のコツにまとめています。

また、既卒と第二新卒は扱いが異なります。自分がどちらに当たるのかで、応募できる枠も使うべき窓口も変わるので、第二新卒と既卒の違いとは?定義・応募書類・使うべきエージェントを整理で確認しておいてください。

地方在住が不利に働く場面

問題は第二新卒であることではなく、住んでいる場所のほうです。企業側から見ると、遠方の応募者には次のような懸念が生じます。

企業側の懸念実際に困ること打ち消し方
内定を出しても辞退されそう採用の手間が無駄になる上京の意思が固いことを先に示す
入社日が遅れそう欠員の穴が埋まらない引っ越しの見通しを具体的に伝える
面接の日程が合わせにくい選考が長引くまとめられる日程を自分から提示する
すぐに地元へ戻るのでは早期離職を心配される戻る予定がないことを言葉にする

共通しているのは、どれも「言わなければ伝わらない」種類の不安だという点です。企業は聞きにくいので黙っていますが、内心では気にしています。だからこそ、こちらから先に触れる価値があります。

逆に有利になる場面もあります

見落とされがちですが、地方出身であることが評価に働く場面もあります。

  • 本気度が伝わる——住む場所を変えてまで来る人は、志望度が高いと受け取られます
  • 地方拠点との関わりがある企業——地方の事情を分かっている人材が求められることがあります
  • 競合が少ない求人——地方在住者が敬遠する求人は、応募者数も少なくなります

とくに一つ目は実感しにくいところですが、採用する側から見れば「わざわざ来る」という事実そのものが判断材料になります。地元で無難に働き続ける道があるのに、それを選ばずに応募してきた——その理由を語れる人は印象に残ります。

職務経歴書と面接での伝え方

伝えるべきことは決まっています。難しい言い回しは要りません。

ひとつ目は、上京の意思がすでに固まっていること。「内定をいただけたら上京します」ではなく、「時期を決めて準備を進めています」と言えると、受け取られ方が変わります。実際に住まいの相場を調べている、引っ越しの費用を計算しているといった具体があると、なお説得力が出ます。

ふたつ目は、辞める理由を環境のせいだけにしないこと。「地元には求人がない」は事実かもしれませんが、それだけだと受け身に聞こえます。何をしたいのか、そのために東京を選ぶのか、という順で語ると筋が通ります。

三つ目は、前職で何を身につけたか。在籍が短くても、覚えた仕事はあるはずです。数字で言えるものがあれば添えてください。第二新卒に完璧な実績は期待されていません。

エージェントの使い方が変わります

地方から東京の求人を狙う場合、エージェントの選び方に一工夫が要ります。地元の求人に強いところと、東京の求人を多く持っているところは別だからです。

拠点が近くになくても、オンラインの面談で完結するところがほとんどです。詳しくは近くにエージェントの拠点がない|オンラインだけで進める転職の手順にまとめています。第二新卒向けのエージェント選びについては第二新卒向け転職エージェントの選び方。大手と特化型どっちがいい?も参考になります。

担当者には、最初に地方在住であることと上京の意思を伝えてください。そこを共有できていないと、地元の求人ばかり紹介されるという行き違いが起きます。

よくある質問

在籍1年未満でも応募していいですか。
応募自体はできます。ただし理由を問われる度合いは強くなります。短期間で辞める判断に至った経緯を、感情ではなく事実で説明できるように整理しておいてください。次の職場を選ぶ基準がはっきりしていれば、期間の短さは決定打にはなりません。
上京の時期を聞かれたら、どう答えればいいですか。
「入社日に合わせます」が基本の答えです。そのうえで、引っ越しに必要な期間の目安を添えてください。現職の引き継ぎを考えると何週間必要か、部屋探しにどれくらいかかるかを把握していれば、具体的に答えられます。曖昧な返答は、準備不足と受け取られます。
家族に反対されています。
正解のない部分ですが、選考の場では触れないほうが無難です。企業が心配するのは「家族の反対で辞退される」ことだからです。まずは自分の中で結論を出し、必要なら時間をかけて話し合ってください。急いで決めた結果、入社直前に取りやめるのは双方にとって損失になります。
地方の給与水準で計算した年収を伝えると、低く見られませんか。
現年収は事実として伝える必要がありますが、地域による水準の違いは採用側も理解しています。低く見られることを心配するより、希望する条件を自分の言葉で言えるほうが大切です。伝え方については転職の年収交渉、何て言えばいい?角が立たない伝え方と例文を参照してください。

選考で何が評価されるかは、企業や職種によって異なります。本記事は一般的な傾向を整理したものであり、結果を保証するものではありません。個別の判断に迷う場合は、転職エージェントの担当者にも相談してください。

第二新卒であることも、地方にいることも、それ自体は評価を決めません。決めるのは、なぜ動くのかを自分の言葉で言えるかどうかです。そこだけは、誰かに用意してもらえません。

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